神戸女学院で過ごした6年間は私の人生にとって宝物のような時間でした。程よい自由と刺激、深く分かり合える仲間たち、素晴らしいキャンパス。こんないい学校は他にないと思います。

それほど信心深かった訳ではありませんが、キリスト教の精神は自然と心の柱になっていると思います。私は今、産婦人科医師として日々診療し、SRHR(セクシャル・リプロダクティブ・ヘルス/ライツ、からだの自己決定権)の普及と啓発のためにインフルエンスする仕事もしています。多くの人に、あなたに体のことを自由に決める権利があり、同時に、あなた以外の人にも一人一人にその権利がある、ということをいつも伝えています。これはまさに神戸女学院の愛神愛隣の精神と通じると思います。

神戸女学院で学んだことを心の柱に、これからも自分の置かれた場所でできることをしていきたいです。