神戸女学院創立150周年の歴史の中で、大学生、教員として50年以上を共に歩ませていただきました。

神様の愛に包まれ、日本一美しいキャンパスに囲まれ、多くの教職員の方々に育てて頂き、一生の宝となるかけがえのない友人たちに出会い、なんと心豊かな贅沢な時間であったかと改めて感謝と共に感慨深く振り返っています。

今は教員として様々な学生達と関わらせて頂いておりますが、未だ私も共に成長させていただいている日々です。彼女たちは、入学時はそれなりにあらあら？と感じる事もありますが、卒業式にはみんな！なんて素敵なレディになったのかしらと感無量になります。

キリスト教主義が学院の歩みの根幹ではありますが、関わるすべての人が信仰を持っているわけではありません。が、礼拝形式で行われる各行事や礼拝時に流れてくる讃美歌やオルガンの音は知らず知らずのうちに心の奥に染み込んでいて、苦しい時、悲しい時には、改めて神様からの守りと救いを感じ支えられ、与えられた道しるべとして人生の荒波を乗り越えていくことができているのではないでしょうか。

そうやって皆が幸せに導かれていく。神戸女学院とはそういう学校です。