2025/03/28
濱田 あや様
チェンバロ奏者
神戸女学院高等学部 卒業、神戸女学院大学 音楽学部音楽学科器楽専攻 卒業
神戸女学院高等学部 卒業、神戸女学院大学 音楽学部音楽学科器楽専攻 卒業
神戸女学院創立150周年、心よりお慶び申し上げます。
私はチェンバロ奏者として、主に17~18世紀のバロック音楽を演奏しています。クラシック演奏家として大切にしているのは、伝統を尊び、先人が残した作品に自らの個性を反映させ、情熱をもって表現することです。こうした音楽への向き合い方は、神戸女学院での学びを通して培われた精神と深く結びついていると感じています。
中高部での6年間では、活発な同級生に囲まれて、自発的に行動する力や探求心が養われました。初めて礼拝でオルガン奏楽を担当したときの、清らかで心が温かく満たされるような気持ちは、今でも私の原点として深く心に刻まれています。
大学では、専攻の音楽に限らず、外国語や文学、美術など幅広い分野を学修することによって見聞を広げ、その学びが卒業後の海外生活への適応や、自分の信じる道を歩み続ける力へと繋がりました。
来日公演のたびに駆けつけてくれる同窓生や先生方の温かさに支えられ、また「めぐみ会ニューヨーク支部」にも長年お世話になっており、神戸女学院の固い絆にいつも感謝しています。神戸女学院の良き伝統が末永く受け継がれますように、そしてこの美しい学び舎から未来を担う若い才能が大きく育まれ、それぞれの魅力を輝かせながら世界に羽ばたいていくことを心から願っています。